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メタボリック・シンドローム

メタボリック・シンドローム(metabolic syndrome、メタボリック症候群、メタボ、代謝症候群)とは、内臓脂肪型の肥満によって、高血圧・高脂血症・糖尿病などの生活習慣病の内の2つ以上がおきやすくなる病的状態のことです。

「死の四重奏」(肥満、高血圧、高脂血症、糖尿病)や「内臓脂肪症候群」とほぼ同じ概念です。

高血圧や高血糖が単独にあるだけでも動脈硬化性の病気、つまり、狭心症・心筋梗塞や脳梗塞など、にかかりやすくなります。それらの複合体であるメタボリック・シンドロームの状態になると、さらに、これら動脈硬化性の病気に非常にかかりやすくなります。

「痛い」とか「辛い」といった自覚症状に乏しいため、メタボリック・シンドローム状態を長期間・慢性的に持続させがちになり、その結果、合併症を起こしやすくなります。


アメリカ人と比べ、日本人は民族的特徴から、メタボリック・シンドロームになると、あまり肥満していなくても発病しやすくなると言われています。

次の条件をチェックしましょう。項目1に当てはまり、かつ、項目2〜3のうちの2項目以上に当てはまる人は、メタボリック・シンドロームにかかっています。

項目1

ウエスト周囲径(へそ周り)

男性: 85cm以上
女性: 90cm以上

項目2

血圧

最高血圧: 130mmHg以上
最低血圧:  85mmHg以上

項目3

空腹時血糖値

110mg/dL以上

項目4
(右のうちの
どちらか)

中性脂肪((トリグリセリド、TG)値

150mg/dL以上

HDLコレステロール値

40mg/dL未満

(日本におけるメタボリックシンドロームの診断基準。メタボリックシンドローム診断基準検討委員会による)

腹部の脂肪は皮下脂肪と内臓脂肪に分けられます。正常な人は、脂肪全体のうち内臓脂肪の割合は30%以下です。皮下脂肪が蓄積されると体形が大きく変わり目立ちますが、内臓脂肪の蓄積はあまり目立たず、また、健康上より有害です。

メタボリック・シンドロームは病的な状態なので、放置しないで、解消する必要があります。

脂肪の蓄積を防ぐため、ダイエット(食事療法)を行い、同時に、脂肪燃焼を促すために運動療法を行う必要があります。高カロリー食を日常的にとっている場合は、食生活を全面的に見直す必要があります。

もし、食事や運動といった生活習慣の改善を行っても高血圧などの病的な状態が改善されない場合は、医師に相談し、薬物による治療を受ける必要があります。また、喫煙の習慣がある場合は、動脈硬化になりやすいので、禁煙する必要があります。

太りすぎをあきらめていてはいけません。



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